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鷲宮催馬楽神楽について

更新日:2024年4月1日

問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係

鷲宮催馬楽神楽の紹介

 神楽とは、日本に古代より伝わる、神を祀る時に奏する舞楽です。郷土資料館による平成9年の調査によると、4000を超える神楽が全国に伝わっています。しかしそれらの神楽の中で、国により重要無形民俗文化財の指定をうけた神楽は35しかありません。さらに国指定の神楽の中でも、久喜市鷲宮に伝わる鷲宮催馬楽神楽は関東神楽の源流といわれ、昭和51年(1976年)、第1回目の重要無形民俗文化財指定の際に指定を受けました。

 鷲宮催馬楽神楽の正式名称を土師一流催馬楽神楽といいます。鷲宮神社は、古代に「土師部(ハジベ)」の人々が創建した神社との伝承があり、初めは「土師宮」と称していたのが、いつからか「ハジ」が「ワシ」に訛って現在の社名になったと伝えられています。催馬楽神楽もこの伝承に基づき、「土師一流」の流派名を用いています。催馬楽とは、平安時代に流行した歌謡の一種です。一説には、地方から朝廷に年貢を運ぶ時に馬子が歌ったことから、この名前がついたと言われています。このように、古い時代の歌が演目に取り入れられているのです。

 催馬楽神楽は鷲宮神社において年6回行われています。神社の祭礼にあわせて行われており、屋台なども出る楽しい雰囲気の中で行われています。自由に見学できますので、ぜひ現地でご覧ください。



奏演日程
祭礼日 令和6年日程
歳旦祭(1月1日) 令和6年1月1日 月曜日
年越祭(2月14日)

令和6年2月14日 水曜日

春季崇敬者大祭(4月10日)

令和6年4月10日 水曜日

夏越祭(7月31日)

令和6年7月31日 水曜日

秋季崇敬者大祭(10月10日)

令和6年10月10日 木曜日

大酉祭(12月初酉日)

令和6年12月11日 水曜日

4月15日には久喜市八甫4-651にある鷲宮神社でも行われます。

時間

昼頃から始まりますが、開始時間は正確に決まっておらず、その日によって異なります。午前11時頃から始まり、午後3時頃に終わることが多いようです。

1月1日だけは午前0時頃からも行われます。

場所

鷲宮神社 神楽殿  (久喜市鷲宮1丁目6番1号)

演目

演目は基本となる12座があり、その他に3座があります。

奏演される演目は事前に決まっておらず、当日にならないと分かりません。

交通手段

電車:東武伊勢崎線「鷲宮駅」下車徒歩約10分。
自動車:東北自動車道「久喜IC」または「加須IC」より約15分。
(神社に駐車場があります。)

さらに詳しく催馬楽神楽を知りたい!

鷲宮催馬楽神楽について詳しく書かれている本が出版されています。

鷲宮催馬楽神楽に関する書籍一覧
著者・編者 本の名前 発行年

埼玉県立民俗文化センター

鷲宮催馬楽神楽

2002年

鷲宮町立郷土資料館

第6回特別展 埼玉の神楽展 神楽の笛に誘われて 2004年

久喜市立郷土資料館

神楽の世界と久喜の歴史・文化―常設展示図録― 2014年

参考文献は、久喜市立郷土資料館の神楽ライブラリーで閲覧することができます。
郷土資料館の神楽ライブラリーでは、神楽に関する全国の資料(本やビデオなど)を見ることができるほか、常設展示では鷲宮催馬楽神楽に関する資料が多数展示されています。
また、郷土資料館では催馬楽神楽を解説したパンフレットを配布しています。詳しくは郷土資料館にお問い合わせください。

このページに関するお問い合わせ

教育部 文化振興課
〒340-0295 久喜市鷲宮6丁目1番1号
電話:0480-58-1111 Eメール:[email protected]
メール送信フォームを利用する

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