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市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)などの薬物乱用は危険です~1人で悩まず、相談しましょう~

更新日:2024年8月26日

問い合わせ:地域保健課 地域保健第1係・地域保健第2係・保健総務係

若年層で拡大する2つの薬物乱用「市販薬のオーバードーズ」と「大麻乱用」

若年層における薬物乱用が深刻な問題となっています。
特に最近問題になっているのは、市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)大麻乱用です。

市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)について

オーバードーズ(過剰摂取)とは

薬を一度に大量服薬することを『オーバードーズ(Overdose):過剰摂取』といいます。

近年、ドラッグストアや薬局で購入できる市販薬のオーバードーズ(多量・頻回等含む)が、10代や20代の若者を中心に広がっており、深刻な問題になっています。

さらに、服用を続け、薬に依存すると、自力ではやめられなくなることがあります。

オーバードーズにつながる原因

薬物乱用の背景には、社会的孤立、生きづらさがあり、これらを和らげたいという思いから、オーバードーズに頼ってしまうこともあると考えられています。
厚生労働省における検討会の資料では、市販薬の乱用経験のある高校生の特徴(乱用経験のない高校生との比較)について、次のように記載されています。

  1. 男性より女性が多い
  2. 生活習慣での特徴(睡眠時間が短い、朝食を食べない頻度が高い、インターネットの使用時間が長い)
  3. 学校生活での特徴(学校が楽しくない、親しく遊べる友人や相談ができる友人がいない)
  4. 家庭生活での特徴(親に相談できない、大人不在で過ごす時間が長い、家族との夕食頻度が少ない) など

オーバードーズによる健康被害

市販薬には様々な成分が含まれており、オーバードーズをすることで、その中のいくつかの成分が致死量を超えてしまうことがあります。
また、様々な成分による複合的な作用により、中毒症状の治療が困難になることもあり、大変危険です。

1人で悩まず相談を

オーバードーズがやめられない方、心の悩みを抱えている方などは、一人で抱え込まずに家族やパートナー、友人、専門の相談窓口などにご相談ください。
また、ご家族の方も悩みを家族の中だけで抱え込まず、相談機関からアドバイスを受けたりすることで、ご本人の回復につながる場合もあります。

ご家族や支える皆さんへ

友達や家族がオーバードーズをしていることに気づいたら、力になってあげてください。
何をしてあげたらいいかわからなかったら、専門の相談窓口もあります。
相談はオーバードーズをしている本人でなくてもできます。

違法薬物について

違法薬物には粉末や液状、錠剤などがあり、形状も様々です。呼び方や種類もたくさんあります。身体、精神に与える影響や、中毒の症状もそれぞれ違います。

  1. 麻薬
  2. 覚醒剤
  3. 大麻
  4. 危険ドラッグ

大麻の乱用による影響

大麻の花や葉には「THC(テトラヒドロカンナビロール)」という脳に作用する成分が含まれており、大麻を乱用すると様々な影響があります。
 1. 知覚の変化 時間や空間の感覚がゆがむ
 2. 学習能力の低下 短期記憶が妨げられる
 3. 運動失調 瞬時の反応が遅れる
 4. 精神障害 統合失調症やうつ病を発症しやすくなる
 5. IQ(知能指数)の低下 短期・長期記憶や情報処理速度が下がる
 6. 薬物依存 大麻への欲求が抑えられなくなる
 
インターネット等では「大麻は身体への悪影響がない」「依存性がない」などの誤った情報が氾濫していますが、大麻の有害性は特に成長期にある若者の脳に対して影響が大きいことも判明しています。

大麻をはじめて使用したきっかけ

友人や知人から誘われて大麻を使用する場合が多くなっています。
「1回だけなら大丈夫」「やせられるよ」「みんなやってるよ」などの甘い誘いは、全部ウソです。
誘いの言葉にだまされないこと、問題がある薬物を勧めてくること自体に違和感を持ち、危険を察知する判断力を身につけることが大切です。

危険薬物の使用に誘われたら

薬物乱用者の多くは、ほんのちょっとした好奇心から安易に使い始め、抜け出せなくなります。
薬物乱用の危険性は身近にあります。
誘われたとき、少しでも迷っている様子を見せてしまうと、また誘われてしまいます。
誘われたときは、「きっぱり」断ることが大切です。
断りにくいときは、その場から逃げましょう。逃げることも勇気です。

10月1日から11月30日までは、麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動を実施します

麻薬・覚醒剤・大麻・危険ドラッグなどの薬物乱用は、自分の健康を害するだけでなく、家族や周りの人にも大きな影響を与えます。

覚醒剤や大麻等の薬物の誘いは、はっきり断りましょう。

薬物でお困りの方は1人で悩まず相談しましょう。

【埼玉県薬物乱用相談窓口】

幸手保健所 電話:0480-42-1101

埼玉県薬務課 電話:048-830-3633

埼玉県立精神保健福祉センター 電話:048-723-3333

関連ホームページ

このページに関するお問い合わせ

健康スポーツ部 地域保健課
保健総務係 地域保健第1係
〒346-0005 久喜市本町5丁目10番47号(中央保健センター内)
電話:0480-21-5354

地域保健第2係
〒349-1192 久喜市間鎌251番地1(栗橋保健センター内)
電話:0480-52-5577

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