朝ごはんを食べましょう
更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:地域保健課 地域保健第1係・地域保健第2係
朝ごはんを食べていますか?
久喜市令和3年度市民意識調査によると、朝食欠食(朝食を食べない)は、若い世代において多い傾向がみられ、20代、10代、30代の順に高くなっています。(20代では、約10人に4人が、10代・30代では、約10人に3人が朝ごはんを食べないことがあります)
小学生では、9割を超える子どもが朝ごはんをほとんど毎日食べていますが、中学生では朝ごはんをほとんど毎日食べる子どもの割合は、約8割程度となっています。
朝ごはんが必要なわけ
朝ごはんを食べることで、次のような効果があります。
1.脳やからだのエネルギー源になる
脳や臓器は眠っている間にも常に活動し、エネルギーを消費しています。朝ごはんを食べないと、活動するためのエネルギーが不足してしまい、からだが重く感じたり、だるさや疲労感が残りやすくなったりと、仕事や勉強のパフォーマンスが低下してしまいかねません。
2.体温を上げ、基礎代謝を向上させる
寝ている間、人間の体温は低下しています。朝ごはんを食べることで体温が上昇し、からだや脳が活動を始めます。体温が上がることで、基礎代謝量が増え、脂肪を燃焼しやすいからだ(太りにくいからだ)にします。
3.腸を刺激し、排便を促す
腸は朝、もっとも活発に働きます。朝ごはんを食べて、食べ物が胃に送られてくると、腸が刺激され、大腸が動き始め、内臓も目覚めます。そして、朝の排便習慣につながります。
4.生活習慣病を予防する
朝ごはんを抜くと、空腹によるストレスで血圧が上昇したり、昼食・夕食の食べ過ぎによる肥満のリスクが高まります。また内臓脂肪をため込んでしまうと糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まってしまいます。
5.体のリズムが整う
朝日を浴びて朝ごはんをとることで、体内時計がリセットされ、生活リズムが整います。また、自律神経やホルモンの働きを整える効果もあります。朝ご飯を抜くと、自律神経やホルモンの働きが乱れ、情緒の不安定、不眠やうつなどを招く恐れがあります。
6.集中力がアップする
朝ごはんを食べないと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足して、イライラしたり、集中力が続かなくなったりする原因の一つになってしまいます。ごはんやパンなどの主食をとると、脳のエネルギー源になるブドウ糖となって、朝から勉強や仕事に集中できます。
小学6年生と中学3年生を対象とした調査では、朝ごはんを食べる人は、そうでない人と比較して、学力が高いことが報告されています。
まずは、簡単な食事から
朝は1分でも長く寝ていたい、食欲がわかないという人も多いのではないでしょうか。夕食が遅かったり、夜食を食べ過ぎると、食欲はわきません。また、夜型の生活で朝早く起きることができないと朝ごはんの時間がとれません。早寝・早起き・朝ごはん。まずは、生活時間を見直すことから始めましょう。
朝ごはんを食べた方が良いのは分かりつつ、食べる時間がない、作る時間がない、という方に、朝ごはんを食べるためのステップアップを紹介します。
ステップ1.まずは一品食べましょう
朝ごはんをあまり食べない人や、全く食べない人は、まずは一品だけでも何か口に入れてみましょう。最初は、食べやすい乳製品や果物、野菜ジュースなどがおすすめです。
朝は食欲がわかないという人は、起きてすぐに水や炭酸水、牛乳を飲んで、胃を目覚めさせるのもおすすめです。
ステップ2.食べる習慣ができたら、今の食事にプラス1品してみましょう
次に簡単に準備できる食品や料理の組み合わせに挑戦してみましょう。
例えば、おにぎりとみそ汁
ごはんと納豆
パンと野菜ジュース
コーンフレークとバナナ
朝ごはんのメニューを毎日考えるのは大変なので、組み合わせを定番化するのがおすすめです。考える負担を減らすと、習慣化しやすくなります。
ステップ3.主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく食べましょう
主食・主菜・副菜をそろえた食事は、栄養バランスはもちろん、満足度もアップします。
より手軽にそろえるためには1品で主食・主菜・副菜のそろうメニューを活用する、調理の手間の省ける市販のカット野菜や冷凍野菜、レトルト食品、缶詰を利用するなどの方法があります。
簡単・時短朝食レシピ
久喜市商工会マスコットキャラクターの来久ちゃんをアシスタントに、子どもでも作ることができる簡単・時短朝食レシピの食育動画を作成しました。
「バナナヨーグルトグラノーラ」
【材料(1人分)】
プレーンヨーグルト大さじ5
フルーツグラノーラ大さじ5
バナナ1/2本
はちみつ(お好みで)
「卵かけごはん」
【材料(1人分)】
ごはん1膳(もしくはレトルトごはん)
卵1個
醤油・ごま油(お好みで)少々
「お手軽カツサンド」
【材料(1人分)】
食パン・・・2枚
冷凍カツ・・・2個
千切りキャベツ・・・茶碗1杯くらい
バター・・・10g
ソース適量
からし(お好みで)
関連リンク
食育の推進に役立つエビデンス(根拠)(2)朝食を毎日食べるとどんないいことがあるの?(外部サイト)
このページに関するお問い合わせ
健康スポーツ部 地域保健課
保健総務係 地域保健第1係
〒346-0005 久喜市本町5丁目10番47号(中央保健センター内)
電話:0480-21-5354
地域保健第2係
〒349-1192 久喜市間鎌251番地1(栗橋保健センター内)
電話:0480-52-5577
【共通】
Eメール:[email protected]
メール送信フォームを利用する