市指定 足利遺跡出土旧石器
更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係
足利遺跡出土旧石器(あしかがいせきしゅつどきゅうせっき)
種別
考古資料
指定年月日
令和2年12月1日
所在地
久喜市鷲宮5丁目33番1号
所有者(管理者)
久喜市(久喜市立郷土資料館)
概要
足利遺跡は、埼玉県指定史跡足利政氏館跡に隣接し、標高10~11mの旧利根川の自然堤防上に位置します。昭和47(1972)年8 月から9 月にかけて、久喜市立本町小学校の建設に伴い発掘調査が行われました。
遺跡では、縄文時代後期の集落を中心に、旧石器時代から古墳時代までに至る各時代の遺構や遺物が出土しています。出土遺物は、久喜市立郷土資料館や本町小学校で展示・普及資料として活用されています。
旧石器時代の遺物は、ナイフ形石器・細石刃・尖頭器など11 点で、後期旧石器時代後半(今からおよそ15,000 年~12,000 年前)の代表的な石器が揃っています。
近年、公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団の調査によって市内でも旧石器時代の遺跡が新たに見つかっていますが、足利遺跡はそれよりも40 年以上前に市教育委員会主導の調査によって発見されていることに、久喜市の歴史上大きな意義があります。
ナイフ形石器
ナイフ形石器
台形状石器
ドリル
細石刃
細石刃
尖頭器
尖頭器
スクレイパー
スクレイパー
石核
参考文献
久喜市教育委員会 1980年 久喜市埋蔵文化財調査報告書『足利遺跡』
案内図
所在地(久喜市立郷土資料館)
足利遺跡(本町小学校)
このページに関するお問い合わせ
教育部 文化振興課
〒340-0295 久喜市鷲宮6丁目1番1号
電話:0480-58-1111 Eメール:[email protected]
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