久喜市立久喜中学校
更新日:2022年9月29日
市長と久喜市立久喜中学校の生徒の意見交換の様子
令和4年6月21日(火曜)に、市長室と久喜市立久喜中学校とをオンラインでつなぎ、生徒の代表4名と、市政に対する意見交換を実施しました。意見交換の様子は、すべての教室にライブ配信されました。
日時 | 令和4年6月21日(火曜)13時05分~13時25分 |
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質問者 | 久喜市立久喜中学校 生徒4名 |
市長からのメッセージ
久喜中学校のみなさん、こんにちは。久喜市長の梅田修一です。
久喜中学校のみなさんは、学校教育目標である「志に生きる」のとおり、生徒1人ひとりが志を抱き、日々学習や部活動に全力で取り組んでいると伺っています。学習面に関しては、市内でも常に上位であったり、部活動に関しても、運動部では常に県大会に出場する部活が複数あることや、文化部でも県大会で優秀賞を受賞、全国大会に出場する部活動があることなど聞くと、まさに文武両道が体現できている学校と思っています。
本日はどのような質問や提案をいただけるのか楽しみにしておりますので、短い時間ですが、よろしくお願いします。
生徒からの質問と市長からの回答
※実施風景写真と名前は一致していない場合があります。
実施風景1
横山さん
2017年から2022年にかけての年度当初予算を、「広報くき」の特集記事をもとに教育費の歳出について調べました。2020年と2021年は学校給食センターの整備により大幅に増額しています。おかげで、とても美味しい給食を毎日いただくことが出来ています。ありがとうございます。2022年の教育費は従来の割合に戻りつつありますが、私には夢があります。久喜中のトイレが美しくなることです。我が久喜中学校は80年近い伝統を誇る学校です。そのため、校舎が古く、壁の塗料は剥がれ、トイレは古く汚い臭いです。
そこで、久喜中学校のトイレや校舎の改修工事の実施が決まるまでの過程について、具体的に説明をお願いします。
市長
まずは、給食のことですが、毎日おいしく食べているというお話を聞けて、とても嬉しく思います。新しい学校給食センターでは、地産地消の推進と食物アレルギー対応食の提供に重点的に取り組み、栄養バランスに優れた安全で安心な学校給食を提供していますので、これからも給食を楽しみにしていてください。
それでは、トイレや校舎の改修工事を実施する学校はどのように決定しているのかについての質問ですが、市では、学校のトイレ環境と老朽化した施設の整備を進め、みなさんの教育環境を向上させるための「久喜市立小・中学校大規模改造基本方針」や、市内の学校を維持保全するための考え方や費用などを取りまとめた「久喜市公共施設個別施設計画(学校施設編)」のほか、建物の老朽化具合や耐震化工事の予定などを総合的に判断して、改修工事を実施する学校を決めています。
改修工事は、1年目は工事内容や規模等の決定をして設計図面を作成します。そして、2年目以降に工事を実施しています。市全体で限られた財源を計画的に使っていかなければならないので、改修工事は、年内で2校程度を目安に進めています。
みなさんの通っている久喜中学校も、できる限り、早期に、改修工事を実施していきたいと考えています。
また、横山さんの夢である久喜中学校のトイレについてですが、昨年度に引き続き、今年度も洋式便器を設置していきます。女子トイレに7基の予定です。少しずつですが、出来る限りトイレの環境整備も進めていきたいと考えていますので、待っていてください。
実施風景2
増川さん
4月25日の市長就任あいさつを拝読しました。その中で、「若者世代の転出が転入を超過している」とあります。若者世代が、久喜市から転出入する理由、久喜市に転入する理由について、市長さんはどのように分析していますか。また、見出された課題についてどのような対応策を考え、実行の道筋を立てていますか。
市長
久喜市において、若者世代のうち20代前半は、2015年~2020年の5年間で635人も市外に転出しており、市の人口減少や少子高齢化の進行を加速化させる一因となっているのではないかと考えています。
この原因としては、進学や就職等のライフステージの変化に合わせて、東京都内や埼玉県南部など、久喜市よりも都心に近く、利便性が高い地域に転出する方が多くいるのではないかと見込んでいます。その一方で、転入については、都心から少し離れた郊外でゆったりと生活したい子育て世代の家庭の方を中心に、久喜市を選んでいただいているものと推測しています。
対応としては、若者世代の転出を抑えることと、もっと多くの子育て家庭が久喜市を選びたくなるような「魅力のあるまち」をつくることが重要です。
若者世代にもっと市政に関わってもらための仕組みや久喜市に住んでもらうための新しい支援制度を検討するほか、子育て支援のサービスの拡充、学校における教育の充実を図るなど、様々な施策に取り組んでいきたいと考えています。
皆さんも、このオンラインミーティングをきっかけに、久喜市をもっとよくするためにはどうしたらよいか、ぜひ考えてほしいと思います。
実施風景3
中村さん
私は自転車で通学をしています。さいたま栗橋線を使用するのですが、進行方向を守っていない方が多く、すれ違いになってしまいます。怖い思いを何度かすることもありました。そこで、自転車専用レーンをさいたま栗橋線につくるのはどうでしょうか。
市長
はじめに、道路には国道や県道、市道といった種類があります。そして、その道路を管理する所も、道路の種類のとおり、それぞれ国や埼玉県、久喜市と異なってきます。
ご質問の県道さいたま栗橋線は、県道といって埼玉県が管理する道路となり、道路を広げたり、直したりすることは埼玉県で担当しています。
このようなことから、県道さいたま栗橋線に「自転車専用レーン」を設置するかどうかも、埼玉県が主体となって決めていくことになります。
この道路は、片側2車線の車道と、その脇に歩道が整備されていて、非常に交通量が多い道路です。また、この道路沿いにはお店や住宅が立ち並んでいます。
ここに新しく「自転車専用レーン」を設置するには、道路を広げる必要があるため、道路沿いでお店を営んだり、そこに住んでいる人達から少し土地を提供してもらわなくてはならないので、すぐに出来るかというと、現実的には大変難しいものと思いますが、今回のご質問は、久喜市から埼玉県(杉戸県土整備事務所)にお伝えさせていただきます。
実施風景4
高橋さん
広報くき1月号を熟読しました。特集は南栗橋における「ブリッジライフプラットフォーム構想」でした。とても興味深く、ワクワクした気持ちになりました。そこでこちらの事業について、久喜中のみんなにも分かりやすく説明して頂きたいのですがいかがでしょうか。さらに関連して自分たちが住む久喜地区では、どのようなまちづくりが構想されているのだろう、と興味がわきました。1月の議会で説明されました「市政運営並びに予算編成の基本方針」にある、久喜駅西口の振興策についてお話し頂ければと思います。
市長
「ブリッジライフプラットフォーム構想」は、南栗橋を舞台に、久喜市、民間企業、大学が一つのチームとなって、未来型の暮らしやすいまちづくりに取り組んでいこう、というプロジェクトのことです。
このプロジェクトでは、最新の設備を採用した住宅や、スーパーがつくられるだけでなく、例えば、人工知能AIや次世代の高速通信5Gといったデジタル技術を取り入れて、スーパーで買った商品を自動で宅配してくれるロボットの走行実験などを計画しています。また、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーを活用した発電事業などの導入を検討し、快適に暮らせる次世代型のまちを目指していきます。
次に久喜駅西口の振興策についてですが、久喜駅西口周辺については、駅前広場や商業ビルを整備してから約30年が経過していて、現在、朝夕を中心に企業送迎バス等の増加による、交通混雑が生じています。また、近年では、駅から離れた場所に大型の商業施設ができるなど、西口周辺を賑わす人々の足が遠のいていると感じています。
そのため、西口周辺の今後の整備については、交通混雑の解消に加え、あらゆる世代の多くの方々が行き交う市の中心市街地として、活気あるまちにしていきたいと考えています。
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市長公室 シティセールス課
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