久喜市立久喜東中学校
更新日:2024年9月25日
市長と久喜市立久喜東中学校の生徒との意見交換の様子
令和6年7月12日(金曜)に、市長室と久喜市立久喜東中学校とをオンラインでつなぎ、生徒の代表5名と、市政に対する意見交換を実施しました。意見交換の様子は、すべての教室にライブ配信されました。
日時 | 令和6年7月12日(金曜)13時15分~13時35分 |
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質問者 | 久喜市立久喜東中学校 生徒5名 |
市長からのメッセージ
久喜東中学校のみなさん、こんにちは。久喜市長の梅田修一です。本日は皆さんも楽しみにしていた久喜の提燈祭りですね。少し雨が降ってきたのですが、各町内をぐるっと回って市役所に帰ってきたところです。もしお時間があったら勇壮な提燈祭りを見ていただけたら有難いです。
先日、久喜東中学校の皆さんの活躍を、ホームページ等で拝見いたしました。3年生で陸上部の小白晴斗(こはくはると)さん、100メートルで全国大会出場おめでとうございます。3年間精一杯やり抜いた成果だと思います。
皆さんも目標を達成するために、様々な努力をされていると思いますが、最後までやり抜くことが、今後の人生において、困難に立ち向かえる力を養うことになると思いますので、それぞれの目標に向かって頑張ってください。本日は短い時間ですが、どうぞよろしくお願いします。
生徒からの質問と市長からの回答
※実施風景写真と名前は一致していない場合があります。
実施風景1
大平さん
久喜市では、合併10周年を記念して、地元の鷲宮神社をモデルに描かれた「らき☆すた」の主要人物や市のゆるキャラをデザインしたマンホールの蓋を製作され、このことが話題となりました。
今後さらに久喜市を盛り上げるために、幅広い世代から愛されているアニメである「ポケットモンスター」をデザインしたマンホールの蓋やマンホールカード、キーホルダーやストラップなどのお土産、記念品も作成してほしいです。県内でも所沢市で実施しているとのことなので、是非、久喜市でも実施してほしいです。
市長
大平さん、久喜市を盛り上げるためのご提案ありがとうございます。大平さんもアニメが大好きなのかな?
大平さん
はい。
市長
僕も「らき☆すた」や「ガンダム」などアニメを見て育ったので、大平さんの気持ちがよく分かります。ご提案の中にもあるとおり、日本のアニメは国内のみならず、国境を越えて、多くの人を惹きつける魅力あるコンテンツで、日本文化の象徴的な存在の一つとなりつつあります。
また、アニメに着目した地域振興策は、聖地巡礼やアニメツーリズムと称され、久喜市の「らき☆すた」が代表格であるように、観光客による経済効果や地域の活性化が期待されています。
今では、様々なアニメが存在していますが、ポケモンは日本が世界に誇るコンテンツですね。登場キャラクター達がデザインされた久喜市のオリジナルグッズが制作されれば、多くの方々の注目を集めて、久喜市が盛り上がる機会になると理解をしています。
私もアニメを活用した地域活性化は様々な可能性があると考えていて、いつか、久喜市もポケモンのマンホール蓋の設置場所として選ばれるように、魅力ある街づくりを進めていきます。ちなみに、大平さんの好きなポケモンは何ですか?
大平さん
ホゲータです!
市長
私もピカチュウかホゲータと言おうと思っていたので、結構気が合うね。これからもアニメを活用した街づくりを一緒にやっていきましょう!
実施風景2
酒井さん
久喜市では、国が掲げる「GIGAスクール構想」に先がけて、児童生徒に1人1台の学習者用の端末が配られ、ICTを活用した授業が行われてきました。しかし、充電器やWi‐Fi接続の不具合からクロームブックが使えないことや修繕を依頼しても代替機が届くまで時間が多くかかるという問題が多く起こっており、満足に授業を受けることができていません。他の市区町村では、このようなことがないと聞いていますが、久喜市だけこのようなことが起こるのはなぜですか。教えてください。
市長
酒井さん、ご質問ありがとうございます。酒井さんのクロームブックは大丈夫ですか?
酒井さん
一度、Wi-Fiが切れて使えなくなってしまったことがあります。
市長
酒井さん自身が故障の経験があるんですね。久喜市教育委員会では、令和3年2月からクロームブックを導入し、現在、端末の活用や家庭での利用については、県内でもトップクラスで使われています。
活用が進む一方で、昨年度は壊れてしまったクロームブックの修理が間に合わなくって、手元に端末が無くなってしまった生徒もいたと聞きました。皆さんには、迷惑をおかけしました。その点については申し訳なく思っています。
このことについてですが、端末の活用が進めば進むほど破損や不具合の割合も増える傾向になってしまうのは仕方のないことかなと思っています。現在、端末修理代金が上がったり、部品が不足して、修理をするのに時間がかかるなどの課題が起きていて、久喜市だけでなく全国的にも問題となっています。
こうした中で、久喜市では、現在、端末の修理にたくさんの予算を投入し、また、手元にクロームブックがない児童生徒さんには一時的に代わりのクロームブックを出すことで、学びが止まらないよう、努力しているところです。
完全に故障ゼロということはできませんけれども、ぜひ、生徒の皆さんも、クロームブックを活用しつつも、できるだけ大切に壊さないようお互いに声を掛け合ってもらえると、私も、とても嬉しいことだなと思っています。
酒井さん
これから、クロームブックが使えなくなってしまったとき、先生に相談しても使えなかったり、修理届を出しても全然届かない場合はどうすればいいでしょうか。
市長
現場の先生に早めに相談してもらえれば、可能な限り、代わりのもので対応できるかなと思います。ただ、修理の台数が増えすぎてしまったときは、お隣の人と一緒に使わせてもらうなど、一時的にしのがなければならないケースも出てくるかもしれません。できるだけみなさんの学びが止まらないように市としても努力していきたいと思っています。
実施風景3
植田さん
近年、隣国から弾道ミサイルが発射されるなど不安定な世の中となっています。先日もJアラートによる避難訓練を行いましたが、実際に日本にミサイルなどが着弾する恐れがある場合の避難場所はありますか。また、今後、久喜市として避難用の地下シェルターなどを作る予定はありますか。
市長
植田さん、ご質問ありがとうございます。国際的な情勢に関心があるんですか?
植田さん
はい。
市長
日本を取り巻く環境も危険な状態が続いていると思いますので、そういう国際的な感覚を常に持っていることはとても大切なことだと思いました。植田さんがおっしゃるとおり、朝のニュースなどで、「弾道ミサイルが発射された可能性がある」というニュースをよく見るようになりました。
こういったニュースは、Jアラートというシステムで、国がミサイルの発射を確認次第、国から全国の自治体や報道機関等に対して、すぐに情報が伝達されています。その情報が届くと、自治体は警報を出したり、報道機関はニュースで流したりしているんです。
もし、警報が出されたときは、爆風等からの被害を軽減するため、すぐに屋内へ避難するか、できればコンクリート造り等の頑丈な建物の中に避難するようにしてください。久喜市では、市民の皆さんの安全確保のために、「国民保護に関する久喜市計画」を作成していまして、市内の学校等を避難施設としています。
地下シェルターについては、大きい都市なら地下鉄の駅であったり、地下街等が避難施設として指定されていますが、全国的にはごく一部の都市だけが対象です。地下駅舎、地下街等の地下施設を整備できれば良いのですが、とてもお金がかかる事業ですし、民間の開発にゆだねられる部分があるので現状の久喜市において、なかなか地下シェルターを準備するのは難しいと考えております。それぞれの立場で、災害の時に自分の命を守る行動を常日頃から心がけていただければ有難いと思っています。
実施風景4
牛久保さん
久喜東中学校では、校舎の老朽化が進み、外壁が剥がれ落ちるだけでなく、様々な場所で雨漏りもしています。いつまでに修繕が必要な部分が直るのか、また、新しい危険個所が出ないために久喜市としてどのように取り組むのかを教えてください。
市長
牛久保さん、ご質問ありがとうございます。
久喜市内の小中学校で、校舎の壁が落ちる事故がありました。久喜東中学校も外壁が落下してしまったことに関して大変申し訳なく思っています。皆さんに不安な思いをさせていることについて、私自身も本当に皆さんに対してお詫びしたいと思っています。
皆さんが、普段生活している久喜東中学校は、昭和51年から55年にかけて建てられたもので、かなり年数がたっており、古くなっているところがたくさんある状況です。
そのため、久喜東中学校を含めた小学校7校と中学校5校の校舎の壁を直す工事を、7月下旬ごろから始めていますが、久喜東中学校は校舎が大きいため、壁の改修だけでも2年くらいかかる予定です。
雨漏りを防ぐ工事は、校舎の壁を直す工事と並行して屋上の改修方法を検討し、来年度に工事着手できるように進めていきたいと考えています。
久喜市では、学校やその他の公共施設について、早めに点検をして、壊れる前に直そうという「予防保全」の考え方で、古くなった学校を大切に使っていこうと考えています。
皆さんが安全で安心な学校生活が送れるように取り組んでいきますので、是非とも見守ってもらいたいと思っています。
実施風景5
原田さん
久喜市では3X3(スリーエックススリー)のプロチームSAITAMA WILDBEARS(埼玉ワイルドベアーズ)と連携し、バスケットボールの普及や競技人口の底上げを図っていくと聞いたことがあります。しかし、学区内にある公園にはバスケットゴールが設置されていません。
隣接する幸手市にはバスケットゴールが設置されている公園があります。競技人口を増やすとともに、久喜市の魅力アップにつなげるために、学区内にある青葉公園や各中学校区の公園にバスケットゴールを設置してほしいです。
市長
原田さん、ご質問ありがとうございます。原田さんはバスケットが好きなのかな。バスケ部?
原田さん
はい。
市長
そうですか、ぜひ、これからの活躍を願っています。久喜市には、283箇所の公園がありますが、このうち、バスケットゴールのある公園は3箇所です。
設置箇所が少ない理由として、バスケットボールがボードにあたる音や、利用者が利用時間を守らないなど、近隣の皆様から、騒音に関する苦情が多いためです。
このため、公園にバスケットゴールを設置する場合は、公園の周辺に住む方の意向をしっかり確認したうえで、特に夜間の利用を控えるよう周知するなど、周辺住民へ十分な配慮、いわゆる騒音対策が必要となります。
なお、久喜市では、スポーツを通じて、誰もが健康で笑顔あふれるまちを目指して、様々な取組を行っています。その1つとして、SAITAMA WILDBEARS(埼玉ワイルドベアーズ)と連携した3X3(スリーエックススリー)のイベントや大会を開催して、競技人口を少しでも増やしていこうという努力をしています。
バスケットボールの普及には、原田さんのご提案のように、活動する場所を整備することがとても大切であると私も考えています。現在、総合運動公園の中に新たに3X3の専用コートを造る計画を進めています。このコートができた時には、原田さんにも、ぜひ、たくさん使ってほしいと思いますし、他にバスケットゴールを設置できる公園がないか検討していきたいと思っていますので、これからスポーツ、バスケットボールの街づくりを一緒にやっていきましょう。
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