国指定 太刀
更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係
太刀(たち)
種別
工芸品
指定年月日
大正3年4月17日
所在地
久喜市鷲宮1丁目6番1号
所有者(管理者)
鷲宮神社(東京国立博物館)
概要
刃長101.5センチメートル、下野国小山城主で同国の守護職であった小山義政(不明~1382)が鷲宮神社に奉納したものです。
刃長表に「武州太田庄鷲山大明神」、裏に「永和二年卯月十九日 義政」と寄進銘が彫られています。また茎には「備中国住人吉次」の銘があります。身幅広く、大振りで、切先が延びた姿には、南北朝時代の特徴がよくあらわれています。
吉次は、備中国青江(現在の岡山県倉敷市青江)に平安時代から室町時代にわたって栄えた青江派の刀工の一人です。その名は、鎌倉時代から継承されていますが、作風から寄進銘(1376)と同時代の作家と考えられています。
地刃のできもよく、当時の姿をよく伝えており、遺作の少ない吉次の研究には欠くことのできない好資料です。また、寄進銘もあることから歴史資料としてもその価値は高くなっています。
太刀
『広報くき』連載「久喜歴史だより」
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