市指定 会津見送り稲荷の内殿及び御神体
更新日:2017年12月4日
問い合わせ先:文化財保護課文化財・歴史資料係
会津見送り稲荷の内殿及び御神体(あいづみおくりいなりのないでんおよびごしんたい)
種別
史跡
指定年月日
昭和53年3月29日
所在地
久喜市栗橋東
所有者(管理者)
個人
概要
狐に乗る茶吉尼天を祭神とした稲荷社です。
栗橋にある会津見送り稲荷には、日光道中にかかわる次のような言い伝えがあります。
江戸時代、会津藩主の参勤交代による江戸参向に先立ち、藩士が江戸へ書面を届けるために日光道中を先遣隊として進んでいました。ところが、栗橋宿の下河原まで来ると地水のために通行できず、街道がどこかさえも分からなくなってしまいました。大変困っているところへ突然、白髪の老人が現われ、道案内をしてくれたといいます。そのお陰で、藩士は無事に江戸へ着き、大事な役目をはたせたといいます。
また、道が通行できず、茶店でお茶をご馳走になっている時に、大事な物を忘れてきたことに気づき、そのために死を決意した際、この老人が現われ、藩士に死を思い止らせたともいわれています。後になってこの老人は狐の化身と分かり、稲荷様として祀ったとされています。
会津見送り稲荷の内殿及び御神体
『広報くき』連載「久喜歴史だより」
第29回 会津藩士の伝説を伝える 会津見送り稲荷(あいづみおくりいなり)
参考文献
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