市指定 乾漆地蔵菩薩立像
更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係
乾漆地蔵菩薩立像(かんしつじぞうぼさつりゅうぞう)
種別
彫刻
指定年月日
昭和53年3月29日
所在地
久喜市栗橋北2丁目14番16号
所有者(管理者)
経蔵院
概要
この像は、珍しい乾漆製(和紙と漆)の地蔵菩薩立像で、江戸時代の作です。
この像を祀る経蔵院は、貞観年代(9世紀後半)の慈覚大師の創建と言われ、保元の頃(12世紀半ば)には下河辺の荘司であった下河辺行平から寄進を受けて隆盛したといいます。
経蔵院には静御前にまつわる伝説が伝えられています。静御前は奥州にいる義経を慕って侍女琴柱らと旅に出ましたが、途中義経を悲報を聞いて、落胆のあまり病気になり、この寺で養成につとめたが、露のようにはかない生涯を閉じたと言われてます。琴柱は静を弔うため、京都嵯峨野から静御前の御持仏である地蔵菩薩を持ち帰り、その後、琴柱が没してから本尊としてこの寺に祀ったとの伝説があります。
乾漆地蔵菩薩立像
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