市指定 木造十一面観音立像
更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係
木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)
種別
彫刻
指定年月日
平成10年2月20日
所在地
久喜市菖蒲町上栢間2767
所有者(管理者)
正法院
概要
この像は室町時代、特に文明年間(1469~1487)頃の作です。
杉材の一木でつくられ眼を彫り彩色が施されています。宝髻頂上に仏面をいただき、地髪部上下2段に変化面10個を配し、宝冠台正面に弥陀の化仏をおいています。胸には瓔珞を着け、通肩風に法衣をまとい右腕を下げて5本の指に伸ばし、左腕を曲げて華瓶を持っています。両手先、両足先、右裾先部、華瓶は後に補ったものです。
地味で堅実温和な仕上げや杉材の一木造という技法から、在地の仏師の制作したものであろうと考えられます。
木造十一面観音立像
参考文献
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