第69回 八甫(はっぽう)の獅子舞
更新日:2018年7月25日
市内では夏を中心に、各地で獅子舞が行われます。これらの獅子舞は厄除(やくよ)けや雨乞いを目的として行われるものが多く、八甫の鷲宮神社に伝わる市指定無形民俗文化財「八甫の獅子舞」もそのうちのひとつです。
毎年7月24日に近い日曜日に行われ、同神社を起点に、八甫地内の寺社や道の辻(つじ)で舞が行われます。
1人が1頭の獅子を演じて、大獅子(おおじし)・中獅子(なかじし)・女獅子(めじし)の3頭の獅子が舞を行います。
舞とともに、笛や太鼓、歌のほか、竹をすりあわせる楽器である「ささら」も演奏されます。地元ではこの楽器の名前にちなんで、獅子舞のことを「ささら」と呼ぶこともあります。
このほかにも、ひょっとこ面をつけた人や華やかな花飾りのついた万灯(まんどう)を持つ人などの所役(しょやく)によって舞が彩られます。
また、八甫の獅子舞は江戸時代中期に始められたとされ、八甫の鷲宮神社拝殿(はいでん)には、獅子舞の大会で優勝した際に館林(たてばやし)城主から拝領(はいりょう)したと伝えられる弓が掲げられています。
今年(平成29年)の八甫の獅子舞は7月23日(日曜)に行われます。同日にはほかに西大輪(にしおおわ)・中妻(なかづま)・古久喜(こぐき)・吉羽(よしば)の各地区でも獅子舞が行われます。
こうした市内の獅子舞の日時や場所などを分かりやすく案内したリーフレットを文化財保護課や郷土資料館の窓口で配布しています。リーフレットを片手に、市内に伝わる獅子舞をぜひご覧ください。
八甫の獅子舞
所在地
鷲宮神社(八甫)
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